損害賠償請求のポイント

3基準(自賠責・任意保険・裁判)の差異を知る

・3基準で損害認定額が大きく異なります。弁護士は高額な裁判基準で請求します。
  ・被害者の過失割合が大きい場合、過失相殺を限定する自賠責が有利な場合もあります。

死亡事故は、死亡慰謝料と遺失利益
(一生の間に得られた筈の利益)が中心

・死亡慰謝料基準は、自賠責350万円(遺族分含めば最高1300万円)、任意保険  1300~1600万円、裁判基準は2000~2800万円と、大きな差異
・遺失利益では、通常67歳まで就労可能として計算(高齢者では平均余命の半分)
・原則は法定相続人が請求。他の近親者の請求が認められる場合もあります。

後遺症が残る人身事故では、
後遺傷害の等級認定が重要

・不当な認定は「異議申立」により変更される場合があります
・適切な等級認定を得るため、適切な診断書を作成してもらうことが大切です

交通事故訴訟の判決では、年5%の遅延損害金と、約10%の弁護士費用も獲得します

・3000万円の損害認定で2年後の判決であれば、遅延金300万円(5%×2年)と 弁護士費用約300万円の合計約600万円が加算されます。